フィフティーズからスペースエイジを駆け抜け、そして現在まで…不変不朽の耐久シェルター!!
-----1949年-----
 1949年、アメリカ イリノイ州にて。ある男が常識外れな事を考えていた。それは・・・一本の柱も梁も無く、金属パネルを曲げ加工しただけで自立する建物!!
そんなモノが本当に建てられるのか!?多くの人はそれを「絵に描いたモチ」だと嘲笑し、実現するはずもないと罵声した。しかし金属加工会社を経営していたピーター・ペダーソンはそのアイデアを革新的なものと捉え、翌年の1950年、その男の夢を実現させるため、シカゴにこの新しい金属ビルディングを製造する会社を「ワンダービルディング」 として設立したのであった。
-----瞬く間に全米ベストセラー-----
 ワンダービルディングの初期段階では、農業上の実験的な建物であったが、その合理的かつ革新的な建物は誕生後わずか数年ほどでその他の産業や工業の市場から求められ、瞬く間に 全米ベストセラーとなった。
-----1950年代後半-----
 1950年代後半からは、ワンダービルディングは政府や軍からも様々な依頼を受け、地球上で一番過酷な土地と言われる南極に最初の永住基地(観測基地)の建設、US海軍の造船所のためにリフタブル(持ち上げられる)・ビルディングの開発、補強用航空機シェルターのライナー(型枠)、航空機用の覆土式防護シェルター、ヨーロッパにおいては核シェルターなど、あらゆる可能性に挑み、
開発製造し続けていった。
-----1970年代-----
 さらに1970年代、アポロによる人類初の月面着陸を達成した後に米国は他国に先駆けて月面基地プロジェクトまでを計画していたのは知る人ぞ知る事実であろう。

ワンダービルディング・・・。
この世界最高のシステムによる堅牢な建物は、今後もアーチ建築の先駆者的存在であり続けるであろう。