先月より工事しておりました海のアーチ、完成しました。
浜辺の真前なので大きな台風でも耐えられる構造設計となっています。
また、定期的にメンテナンスがしやすいような形にしてあります。
あとは鉄骨業者さん、大工さんにバトンタッチいたします。
先月より工事しておりました海のアーチ、完成しました。
浜辺の真前なので大きな台風でも耐えられる構造設計となっています。
また、定期的にメンテナンスがしやすいような形にしてあります。
あとは鉄骨業者さん、大工さんにバトンタッチいたします。
エンドウォールは二期工事となります。
とかく基礎からストレートパネルが立ち上がったSモデルのアーチは、ストレートパネルが外に大きく倒れたりしていると垂直荷重に対しての強度が一気に落ち、豪雪などで潰れる危険が増しますので、垂直に決めることが必要です。
薄板構造のアーチは工場成形の時点で金型の摩耗などによるパネルスパンに誤差が生じます。
例えば610mmのスパン設定の場合、新しい金型に取り替えた直後は605mmとスパンが縮まり、使用期間が長くなり摩耗してくると630mmとスパンが広がってきます。
組み立て時には誤差があろうとなかろうと、1スパン毎に正しいスパン寸法に調整していく必要がありますが、誤差が大きければ大きいほど手間がかかる作業となります。
それをせずに組み立てて行くと、1スパンあたり5ミリの誤差でも10枚並べれば5センチもの誤差になり、とてもお粗末な建物になってしまいます。
アーチも列記とした建物ですから鉄骨や木造などと同じく、垂直である部分は垂直に、通すべきラインは通す、それがプロの仕事です。